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【東北旅】十和田市立現代美術館へ。

冬に行った東北旅行の1日目は青森までの移動と青森県立美術館でほぼ費やしました。

 

翌日は、青森市内から車で十和田市に移動して十和田市立現代美術館とトワーレ十和田、十和田市立図書館を見学しました。

西沢立衛隈研吾安藤忠雄という世界的にも名の知れた建築家の設計した公共施設が市内にぎゅっと集まっている場所はなかなか無いかと。

 

 

 1_十和田市立現代美術館

設計:西沢立衛

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美術館の正面にはチェ・ジョンファ作のフラワーホースが訪問客を迎えてくれます。ほかにもいくつかの作品が屋外に展示されていたり、屋内から外に向かって展示されているようなものもあり、「町の中に作品が展示されている美術館」というコンセプトはうまく機能している印象でした。f:id:arc0183:20180730114025j:plain

美術館内部は展示室の白いボリュームを曲線の廊下がつないでいきます。金沢21世紀美術館同様にガラスの施工がとてもきれいです。

大きさとしてはとてつもなく広いというわけではないのですが、空間体験は非常に面白くなっており、美術館の中にいながらも都市の中にいることからは離れないでいる感じです。

 

2_市民交流プラザ「トワーレ十和田」 

設計:隈研吾

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隈研吾設計のトワーレ十和田は平成26年にできた新しい公共的な施設で、道と広場を融合させたような空間が体現されています。

施設内にいながらも都市の中にいることを忘れさせないのは十和田市立現代美術館とも似ているところだと思いました。

建築と都市の関わり方がうまくいっている形であると感じました。

f:id:arc0183:20180730114936j:plain建物内もファサードと同様に隈さんらしい均一になっていない木のデザインになっています。こういう空間が自分の住んでいる街にもあったらいいのにと十和田市の地元の学生がうらやましくなります。

3_十和田市立図書館

設計:安藤忠雄

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 安藤忠雄設計の図書館。安藤さんはコンクリートを用いているほか、光の入れ方が特徴的なので、図書館というビルディングタイプはあまり向いていない気がしていたので、どのようになっているかとても興味深かった建築です。

中はサンルームが4か所設けられており、そこは自然光を取り入れる場所になっており、空間のメリハリをつけています。(書架のある空間で自然光をバリバリに取り入れることはできないので。)この日は天気も悪く、どのような光の入った空間になるか見れなかったのは残念でしたが、安藤さんのことですから素晴らしい空間を作られていることだと思います。

 

十和田市の比較的近い距離にこの3つの建築があるのはとてもうらやましい環境でした。市をあげて、魅力的な都市づくりに力を入れているんだなと感じました。

特に、美術館が身近な存在としてあることは創造力を養うという観点からも教育上非常に重要な要素だと思います。この十和田市の今後にも注目したいところです。

 

前日の青森県立美術館の記事は下のリンクからお願いします。

mypacestudent.hatenablog.jp